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ちょっと一息 2013.07.24 (水)
私たちには右目、左目の二つの目があります。感情により、その目から「涙」というものが流れます。
涙といっても目から流したものだけが涙ではありません。
目の表面にも涙があり常に潤った状態を保っているのです。
この「目の表面にある涙」の役割についてご紹介します。涙は大きく二つに分けられます。

ひとつは私たちがよく知っている「うれしい時」や「悲しい時」「悔しい時」に
目から涙があふれ出る涙。これは「反射性分泌」と呼ばれる涙です。
もうひとつの涙は、目の表面に常に覆っている「基礎分泌」と呼ばれる涙で、厚さ約0.01ミリメートル
のとても薄いものなのです。

 ■ 基礎分泌の涙の役割 ■

「基礎分泌」の涙にはいろいろな役割がありますが、主なものは以下の通りです。

●水分補給
絶えず目の表面を潤し、滑らかにすることにより、乾燥を防ぐとともに、光の通過を良くします。

●栄養や酸素の補給
目の表面である角膜には血管が通ってないため、血液を通しての栄養や酸素の補給ができません。そこで涙が栄養や酸素を送る役割を担っています。

●洗浄
目の表面についたゴミやほこりを洗い流します。

●殺菌
涙には殺菌作用のある成分が含まれており、バイ菌を退治します。この涙はまばたきをすることにより、これらの役割を遂行します。

次回も続きます(*゚▽゚*)