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ちょっと一息 2013.01.31 (木)
前回のお話の続きですが!!!

脳を休ませる睡眠

ノンレム睡眠とは、大脳が休息するための睡眠であり、一般的には深い眠りであるとされます。
ノンレム睡眠には「浅いノンレム睡眠」「深いノンレム睡眠」があります。
「深いノンレム睡眠」時には、成長ホルモンが活発に分泌され、身体の成長や皮膚細胞の修復、代謝の促進、疲労回復を行います。寝ついてから3時間くらいの最初の深い睡眠の時に大量に分泌されるので、その重要性から「黄金の3時間」とも呼ばれこの3時間をしっかり眠ることが大切です。ノンレム睡眠は、日中の活動に備えて体力をたくわえるのに絶対に欠かすことの出来ない、子どもだけでなく大人にとっても重要な存在なのです。最近の研究では、深いノンレム睡眠が記憶の強化に重要な役割を果たしていると言われています。

脳を創る睡眠

レム睡眠は、身体が眠っているのに脳は盛んに活動していて、激しい眼球運動が認められます。
大脳が活性化するための眠りと言われ、一般的には浅い眠りのことを言います。
この間に記憶や感情を整理して、学習した情報を定着させたり、不要な情報を消したりしていると考えられています。また、それに伴い新たな学習や行動を促しています。
レム睡眠をとらないと技能の習得が悪く,語学の習熟が遅れるといわれています。レム睡眠の力がなければ私たちの脳は正常な働きが出来ないのです。

満足いく眠りとは・・・

ノンレム睡眠とレム睡眠が健康的なパターンで繰り返されることが重要です。ノンレム睡眠が深いところにいかないと、レム睡眠がきれいに出てこないのです。また、レム睡眠の時点で起きると比較的、目覚めが不快でないこともわかっています。睡眠時間を安易に短縮したり、眠りの深さを損なうような事をすれば、集中力を欠き、イライラ感を持ち、勉強や遊びに取り組めなくなります。睡眠不足が長期化すると成長ホルモンの分泌が乱れ、心身の健全な発達が妨げられます。脳の発達をうまくするためにも、幼児期から睡眠時間を十分に取ることが必要です。健康で若々しい自分でいるために、質の良い睡眠をとって、毎日を爽やかに過ごせるようにしましょう。