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ちょっと一息 2011.04.20 (水)
コンタクトレンズを正しく使っていれば、失明にまで至ることはありません。
しかし、間違っていたら・・・

毎日、朝起きてから夜寝る直前まで、コンタクトレンズを装用していて、
目の痛み、目脂(めやに)や充血などの症状が出たことはありませんか。もしあった場合は、
すぐに眼科へ相談に行ってください。
コンタクトレンズが原因のアレルギー性結膜炎の可能性があります。アレルギー性結膜炎とは、
目や目のまわりがかゆくなったり、白目が赤くなる病気で、花粉、ダ二等が原因の場合が多いのですが、
コンタクトレンズを使用していても起こり得るのです。
そのまま放置して悪化してしまうと、激しいかゆみ、異物感や目があけていられないほどの
眼痛や視力低下を自覚する、アレルギー性結膜炎の重症型の春季カタルになり、
コンタクトレンズの装用ができなくなるどころか、最悪失明してしまうかもしれません。


  【春季カタルの症状】
  かゆみのほか、粘った、糸を引くような目やにが出ます。
また、角膜障害を伴うことが多く、目の痛みや眩しさを感じます。 
おもに上まぶたの裏側に、大型で石垣状の隆起が広範囲にできるのが
特徴で、角膜障害が強くなると、角膜の一部に白い濁り[プラーク]が
できることがあります。


アレルギー性結膜炎にかかっていない人でも、汚れたコンタクトレンズを装用することで
アレルギー性結膜炎を引き起こします。特にソフトコンタクトレンズは、ハードコンタクトレンズに比べて、
レンズに汚れが付着しやすいため、アレルギー性結膜炎を生じる頻度が高くなりますので、
毎日レンズケアを行ってコンタクトレンズを綺麗に保つ必要があります。

黒目、つまり角膜の上に装用することで、メガネの煩わしさもなく良い視力を得られるコンタクトレンズ。
しかし、コンタクトレンズは異物であり、角膜上に直接装用することを考えると
決して安全なものではありません。

コンタクトレンズを装用していないときは、あまり症状がないのに、装用すると
“ごろごろ感”や“乾き”などの症状が起こってくることがよくあります。コンタクトレンズで
ドライアイになっているわけではなく、潜在的にドライアイの傾向があったため、コンタクトレンズ
という負荷がかかるとドライアイを感じるようになるのです。

コンタクトレンズは角膜の上に直接乗っているわけではありません。角膜とコンタクトレンズの間では
涙が潤滑液となって目を保護しています。

目の表面には、瞬きのたびに新鮮な涙が運び込まれています。
しかし、コンタクトレンズで角膜にフタをした状態になると、瞬きによる涙の交換率はぐんと下がり、
ハード装用時では約20%、ソフトではなんと2~3%になります。コンタクトレンズを装用すると
どれだけ目に負担がかかるか想像できます。装用しているときは、できるだけ涙の流れを妨げないようにするべきです。

目の乾きやすい人がコンタクトレンズを使うと・・・

●角膜表面のキズが広がる
●酸素が栄養分を運ぶ力が下がる
●細菌に対する抵抗力が下がる     などの問題が出てきます。


いつまでもコンタクトレンズを快適に使っていくためにも、なるべくメガネと併用する形で
コンタクトレンズの装用時間は少なくしていき、目の健康を保ちましょう。
現在コンタクトレンズ常用の方も、これからコンタクトレンズを購入されるという方も、
使う際には衛生面の管理に気をつけてください。


最近は、低コストでコンタクトレンズを購入することもできますが、適切なレンズを選択しないと
目に障害が生じます。眼科医の指導で適切なコンタクトレンズを処方し、定期検査の必要性も
十分に理解していただきたいです
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