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ちょっと一息 2012.04.07 (土)
緑内障とは・・・?

人の目は、目から入った情報を網膜で感知し、視神経を介して脳に信号を送り、
見たものを認識しています。緑内障とはその視神経が急速に破壊され、信号が
送りづらくなる病です。

推定患者数400万人。40歳以上の20人に1人、70歳以上の10人に1人が
発症しているといわれています。破壊された視神経は回復することはなく、
最終的には失明に至ることもあります。
問題は、失明寸前まで視野の欠損に気付きにくいことです。
実際、かなりの部分が見えていなくても、フィリングイン機能によって病を自覚できないため、
運転中、近づいている車に気づかず、あわや大事故…という危険な経験を持つ患者さんも少なくありません。

目から入ってくる情報量は膨大なため、人の目は元々、見えている情報の内、
必要なものを自動的に取捨選択するという機能があります。例えば、車のフロントガラスの汚れ等は、
運転中に必要ない情報のため、ほとんど見えていないのです。

※フィリングイン機能とは…

そもそも人間は片方の目に見えない所があっても、もう片方の目で補っています。
もし両目でも視野が欠けているところがある場合、周りの風景から情報を作り出しあたかも
見えているように補正する機能を持っており、それがフィリングインという機能です。

次回もつづきます。
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