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ちょっと一息 2012.03.17 (土)
紫外線による傷害の可能性については広く知られていますが、波長が紫外線に近接している青色光も
人体に傷害を及ぼす可能性があることは、これまで一般の人にはあまり知られていませんでした。
ところがLEDの登場により、白色LEDの光がこれまでの光源に比べて青色成分が含まれる割合が
ひじょうに高いため、専門家によって問題が指摘されています。

さらに、問題の青色光そのものを発光する青色LEDの場合はさらにその危険性が指摘されています。
「でも使っているLEDは白色なので大丈夫では?」と仰る方もいるでしょう。
しかし、LEDで白色光を実現する場合、青色LEDに黄色の蛍光体を組み合わせることで白色光を実現しています。
青色LEDが大元となっているので青色成分を極端に多く含み、白色光であっても
青色光による毒性が問題となることが指摘されています。

照明学会誌 4月号(VOL.94 NO.4 2010)に、「LED照明の課題(生体安全性)」(日本照明委員会著)
という文献が掲載され最新情報がまとめられており、人体への影響は次の3点について述べられています。

1.眼の青色光網膜傷害

2.皮膚への生理的ダメージ

3.覚醒レベル、自律神経機能、体内時計、メラトニン分泌などへの生理的影響(夜間の生理作用)


生体安全性に関するこれまでの研究結果や評価方法が紹介されていますが、
この内容から一般生活の中での危険の度合いを読み取るのはやや難しいです。
敢えて一言でまとめると、青色LEDによる青色網膜傷害への影響は要注意、
白色LEDの皮膚へのダメージは心配無し、白色LEDや青色LEDの夜間の生理作用には影響有りと読み取れます。
特に青色LEDについては、「特に青色LEDは青色光による網膜傷害の作用スペクトルに近い分光特性を
しているので危険度が高く、青色光は眩しさを感じにくいため危険を感じにくい。」
と明確にその危険性を指摘しています。

次回も続きます。

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