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ちょっと一息 2012.02.11 (土)
○広い視野と判断力~「周辺視力」~○

通常、意識して「ものを見よう」とする時、目は光を感じる部分である「網膜」の中心で

ものを見ています。これを「中心視力」といいます。これに対して「周辺視力」とは、

網膜の中心以外の、周りの部分を使って見る視力のことです。

「周辺視力」は広範囲のものを視界に入れることが出来るので、

周囲と自分の位置関係を把握するのに役立ち、スポーツ選手にとっては

重要な要素の一つになっています。

「周辺視力」を遮断してしまうと、平衡感覚が失われたり、精神的に不安を感じてしまう、

という実験結果もあります。周囲が見えていないと、試合中、自分のポジションが

判断出来なかったり、方向感覚が上手く働かないということが起こると言います。

槍投げの選手に対して「周辺視力」を使えないようにして実験をしたところ、

投げた槍が左右に偏ってしまったり、普段より距離が伸びなかった、

ということもあったそうです。

人は、自分で意識して見ているもの以外にも、自然と「周辺視力」を

使って広い範囲を認識しています。普段は気付きませんが、「周辺視力」は

とても重要な役割を持っているのですね。


次回も続きます(*´∀`*)



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